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みなさん、こんにちは!
日本橋鑑定総合事務所の不動産鑑定士、三原です。
今回は「相続対策の進め方」というテーマでお話ししたいと思います。
相続対策と聞くと、「何から手をつければいいのかわからない…」と感じる方も多いのではないでしょうか?
そこで、今日は相続対策の進め方、つまり「どのような流れで準備を進めるべきか?」をわかりやすくお伝えします。
相続対策は「人間ドック」と同じ
結論からお話しすると、相続対策は「お医者さんに行って人間ドックを受けるのと同じ」だと考えてみてください。
人間ドックは、健康診断の一環として、自覚症状がなくても体の精密検査を受け、隠れた病気を早期に発見するためのものです。ちなみに、「ドック」とは犬の dog ではなく、船の修理や点検を行う「ドック」のこと。船が長期間海を航行して傷んだ部分を見つけるために、定期的な点検が必要ですよね。それと同じように、相続に備えて財産の点検をすることが重要なのです。
不動産の点検をしよう
将来、
- 相続でトラブルが起きそう
- 相続税が大変そう
といった心配事がある場合、不動産や財産を専門家に相談し、点検してもらいましょう。
不動産に問題がある場合でも、事前に準備をしておけば、余裕を持って対策できます。
例えば、次のような不動産が問題になることがあります:
- 売却しづらい底地や貸宅地
- がけ地などの特殊な土地
- 実勢価格よりも相続税評価額が高くなりがちな不動産
こういった不動産を放置すると、相続税が想定以上に高くなったり、親族間で争いの火種になることもあります。しかし、事前に対策を取ることで、これらの問題を大きく軽減できるのです。
どこに相談すればいい?
では、相続対策を進めるにあたり、どの専門家に相談すればよいのでしょうか?以下を参考にしてください:
- 税金が心配な場合 → 相続に強い税理士
- 親族間のトラブルが懸念される場合 → 弁護士
- 不動産が多い場合 → 不動産鑑定士
特に、不動産鑑定士の事務所では、相続に強い税理士や弁護士と連携している場合が多いので、ワンストップで対応してもらえるケースもあります。まずは気軽に相談してみましょう。
まとめ
今回は「相続対策の進め方」についてお話ししました。
相続対策の第一歩は「点検」です。不動産や財産を専門家に相談して、問題点を洗い出し、適切な対策を講じましょう。例えば、底地の売却や評価額の見直しなど、今日お話しした内容が少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回もぜひお楽しみに!